詳細
検索 (期間指定)
期間

2023/03/06 08:52

米国株大引け概況(詳報): 続伸、長期金利の低下が追い風 無料記事

 先週末3日のNY株式市場は、長期金利の低下を背景にグロース株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比387.40ドル(1.17%)高の3万3390.97ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が226.03ポイント(1.97%)高の1万1689.01ポイントとそろって続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も64.29ポイント(1.61%)高の4045.64ポイントと続伸し、50日移動平均線(3987ポイント)を上回っている。
 長期金利の低下が追い風。一時「4%」の大台を超えていた10年債利回りが3.95%(↓0.11ポイント)に下落したことが相場の支援材料となった。アトランタ連銀のボスティック総裁が「夏頃の利上げ停止の可能性」に言及したことが引き続きプラス材料視されている。足元の経済指標が予想以上に堅調に推移していることが利上げ長期化に対する警戒感をくすぶらせているものの、すでに実施された利上げの累積的な影響がまだ現れていないとみる向きもあるようだ。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。生活必需品の上げ幅が小幅だったことを除き、残り10業種がすべて1%以上の上げを記録した。なかでも金利低下を受け、大型ハイテク株が含まれる情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3セクターが高い。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.61%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.47%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.61%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.01%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が6.14%高と値を上げた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース