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2023/04/18 09:23

アルファベット3%安、サムスンが検索エンジンの切り替え検討か 無料記事

 週明け17日のNY株式市場では、ネット検索大手グーグルの親会社、アルファベット(@GOOGL/U)が前営業日比2.66%安の105.97ドルと反落して取引を終えた。「IT機器大手がデフォルト検索エンジンの切り替えを検討している」という観測が報じられたことが嫌気されている。
 NYタイムズは16日、「サムスン電子がデフォルトの検索エンジンを『Google』からマイクロソフトの『Bing』に切り替える可能性がある」と報じた。実際に切り替えた場合、グーグルは推定で年30億ドルの収入を失うという。なお、グーグルはアップル(@AAPL/U)ともデフォルト検索エンジンの契約を結び、年200億ドル前後の収入を得ているとされる(グーグルはトラフィック獲得費用として年数十億ドルをアップルに支払っている)。
 検索や人工知能(AI)チャットボットを巡るIT大手間の競争は激化中だ。昨年11月に公開されてテック業界で人気化した「ChatGPT」に対抗するため、グーグルは今年2月上旬にAIチャットボット「Bard」を発表。今月初には「検索エンジンに対話型AI機能を追加する予定」と報じられたが、一部のブローカーは「グーグルがAI競争でマイクロソフトに遅れをとっているのではないか」と懸念している(マイクロソフトは対話型AI機能をすでに検索エンジン「Bing」と統合済み)。


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