2023/10/03 07:55
米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックは4日続伸
週明け2日のNY株式市場は、大型ハイテク株に一部資金が向かう半面、総じて上値の重い展開。主要指標のダウ平均が前日比74.15ドル(0.22%)安の3万3433.35ドルと小幅に続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が88.45ポイント(0.67%)高の1万3307.77ポイントと4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、0.34ポイント(0.01%)高の4288.39ポイントとほぼ横ばいで引けている。小型株を代表するラッセル2000指数は、28.29ポイント(1.59%)安の1756.82ポイントと大幅続落した。
先週末に「政府閉鎖」を回避することで合意できたにもかかわらず、金利の上昇が相場の逆風となった。長期金利を代表する10年債利回りは4.68%(↑0.11ポイント)に急上昇している(一時約16年ぶり高水準)。9月ISM製造業景況感指数の上振れや8月建設支出が良好な内容だったこともあり、11月利上げの可能性がやや上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が軒並み下落。なかでも金利高の影響で公益(↓5%弱)の下げが大きかったほか、景気動向に敏感なエネルギー、素材、資本財などが中心に売られた。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が8.97%安と急落して約3年半ぶりの安値をつけたほか、電力・ガス大手のサザン・カンパニー(@SO/U)が3.11%安、電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が3.19%安と売り込まれている。また、原油先物が3日続落するなど、景気動向への懸念で石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.66%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が1.74%安、航空機大手のボーイング(@BA/U)が2.01%安、金融大手のウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が3.06%安と値を下げた。
一方、大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術、一般消費財の3業種は上昇。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.52%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.20%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.95%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.92%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.84%高と値を上げた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
先週末に「政府閉鎖」を回避することで合意できたにもかかわらず、金利の上昇が相場の逆風となった。長期金利を代表する10年債利回りは4.68%(↑0.11ポイント)に急上昇している(一時約16年ぶり高水準)。9月ISM製造業景況感指数の上振れや8月建設支出が良好な内容だったこともあり、11月利上げの可能性がやや上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が軒並み下落。なかでも金利高の影響で公益(↓5%弱)の下げが大きかったほか、景気動向に敏感なエネルギー、素材、資本財などが中心に売られた。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が8.97%安と急落して約3年半ぶりの安値をつけたほか、電力・ガス大手のサザン・カンパニー(@SO/U)が3.11%安、電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が3.19%安と売り込まれている。また、原油先物が3日続落するなど、景気動向への懸念で石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.66%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が1.74%安、航空機大手のボーイング(@BA/U)が2.01%安、金融大手のウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が3.06%安と値を下げた。
一方、大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術、一般消費財の3業種は上昇。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.52%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.20%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.95%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.92%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.84%高と値を上げた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。