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2023/02/16 08:57

1月の小売売上高は前月比3.0%増、市場予想を大幅に上回る 無料記事

 米商務省センサス局は15日、1月の小売売上高(速報値、季節調整済み、インフレ未調整の名目ベース)を発表し、前月比3.0%増の約6970億ドルに拡大したことを明らかにした(前年同月比では6.4%増)。市場予想(約2.0%増)を大きく上回っている。11〜1月の3カ月間では、前年同期比で6.1%増加した。
 自動車・部品を除いた1月・小売売上高は前月比で2.3%増えた(市場予想:約0.9%増)。ガソリンスタンドが横ばいだったことを除き、ほぼ全業種で伸びている。種類別では、自動車・部品ディーラーが5.9%増、家具店が4.4%増、家電量販店が3.5%増、建材・園芸資材店が0.3%増、食料・飲料販売店(スーパーなど)が0.1%増、ヘルス・パーソナルケア店(薬局・ドラッグストアなど)が1.9%増、衣料品店が2.5%増、スポーツ用品・趣味・本・音楽店が0.2%増、GMS(百貨店など)が3.2%増、その他小売店が2.8%増、非店舗販売が1.3%増、飲食店が7.2%増となった。飲食店や自動車・部品、家具などの伸びが大きい。
 毎月第10営業日に発表されるこの統計は、小売業の月間売上高を推定したもの。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す統計として、市場で注目されている。調査の方法は、小売・食品サービス企業4700社をサンプリングし、そのデータに基づいて計算するというもの。自動車・部品の占める割合が比較的大きいため、この要素を除いたベースも公表されている。


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