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2023/10/24 10:21

米国株長期債のショートから撤退、リスク多すぎる=ビル・アックマン氏 無料記事

 ヘッジファンド運営企業パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントを手掛ける著名投資家、ビル・アックマン氏は23日朝、自身の「X(旧ツイッター)」で「債券のショートポジションをカバーした」と投稿した。「現在の長期金利水準で債券をショートし続けるには、世界にリスクが多すぎる」と説明。投資家が安全資産として債券を買う可能性が高まっているとの見解を示した。中東の地政学リスクの上昇のほか、景気減速への懸念も憂慮している。
 アックマン氏は今年8月、初めて米30年債に対する弱気の立場を表明。足元の財政赤字や米国債の供給増などを踏まえ、長期金利が上昇する可能性に賭けたことを明らかにしていた。米30年利回りが8月末以降、80bp以上の上昇を記録したため、このポジションは利益を生み出している。
 長期金利を代表する米10年債利回りは23日、4.85%(↓0.06ポイント)に低下した。一時2007年以来となる「5%」を突破していたが、アックマン氏のコメントなどを受けて下げに転じている。


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