1日のNY株式市場は、重要企業の決算動向をにらみながら、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比71.15ドル（0.20％）高の3万5630.68ドルと小幅に3日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が62.11ポイント（0.43％）安の1万4283.91ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、12.23ポイント（0.27％）安の1万4283.91ポイントと小反落している。
　この日は発表された決算に対する市場の反応がまちまちだった。建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が8.85％高と急伸して上場来高値更新する一方、クルーズ大手のノルウェージャン・クルーズ・ライン(@NCLH/U)が12.05％安、BIプラットフォーム大手のズームインフォ(@ZI/U)が26.98％安、配車大手のウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)が5.68％安と売り込まれている。金利上昇は警戒要因。米国債が続落し、10年債利回りが4.02％（↑0.06ポイント）と上昇した。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落。公益や一般消費財、生活必需品など幅広いセクターが弱含んだ。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.38％安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.49％安、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.54％安、小売大手のターゲット(@TGT/U)が2.55％安と値を下げている。
　一方、資本財と情報技術の2セクターは上昇。前述したキャタピラーが急伸したほか、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が2.80％高、クラウド向けネットワーク機器を手掛けるアリスタ ネットワークス(@ANET/U)が19.68％高と値を上げた。


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