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2022/10/19 10:54

10月のNAHB住宅市場指数は8ポイント低下、10カ月連続の悪化 無料記事

 全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴは18日、10月の住宅市場指数(HMI)が38(前月比↓8ポイント)に低下したと発表した。半年前と比べてほぼ半分の水準。10カ月連続で悪化し、市場予想(約43)を大きく下回っている。センチメント判断基準の「50」も3カ月連続で下回った形だ。
 指数を構成する3要素は全て低下。現況指数が45(↓9ポイント)、向こう6カ月の販売見通し指数が35(↓11ポイント)、購買見込み客足指数が25(↓6ポイント)に下がっている。
 ジョージア州の建設業者でもあるNAHBのジェリー・コンター会長は「住宅ローン金利が7%に近づくなか、需要がかなり弱くなった。特に1軒目住宅購入者などでその動きが顕著だ」とコメント。「この状況は不健全で持続不可能だ。政策決定者は手ごろな住宅の入手性問題に対処しなければならない」と主張している。
 NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・デイツ氏は「2011年以降で初めて、1戸建ての着工件数が減少する年になるだろう」と予想した。「政策金利の上昇継続で、23年も戸建ての建設が減る。一部のアナリストは住宅需給がよりバランスがとれるとみていたが、実際は継続的な金利と建設費の上昇で住宅保有率が向こう数四半期かけて下がるだろう」と見込んだ。


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