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2023/03/07 08:48

米国株大引け概況(詳報): ダウ小幅続伸、ナスダックは小反落 無料記事

 週明け6日のNY株式市場は、朝高の後に伸び悩む展開。主要指標のダウ平均が前営業日比40.47ドル(0.12%)高の3万3431.44ドルと小幅に4日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が13.27ポイント(0.11%)安の1万1675.74ポイントと小反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、2.78ポイント(0.07%)高の4048.42ポイントとほぼ横ばい。一方、小型株を代表するラッセル2000指数は、28.51ポイント(1.48%)安の1899.76ポイントと反落した。
 先週末に主要株価指数が続伸した流れを受け、朝方は高く始まったものの、その後はほぼ「行って来い」。7、8日にパウエルFRB議長の議会証言が予定されているほか、週末10日に2月雇用統計が発表されるため、やや様子見ムードが広がった形だ。足元の景気指標でインフレが加速し、利上げ長期化への警戒感がくすぶるなか、インフレや金融政策の動向に注目が集まっている。債券は売りに転じ、一時3.89%台に低下していた10年債利回りは結局3.96%(↑0.01ポイント)へ上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇。大型ハイテク株が含まれる情報技術やコミュニケーションなどが強含んだ。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.85%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.62%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.66%高と値を上げている。アップルに関しては、ゴールドマン・サックスによる強気の投資判断が支援材料となった。
 一方、素材や一般消費財、資本財など6業種は下落。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.01%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.21%安、
航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.48%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が2.29%安と値を下げた。


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