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2022/12/02 09:37

10月の個人消費支出(PCE)が0.8%増で予想に一致、インフレ指標は鈍化 無料記事

 米商務省経済分析局(BEA)は1日、今年10月の個人消費・所得統計(以下、金額は季節調整済み年率換算ベース)を発表し、個人消費支出(PCE)が前月比0.8%増の17兆7761億ドルに拡大したことを明らかにした。増加幅は市場予想(約0.8%増)に一致。インフレ調整後の実質個人消費支出は0.5%増えた。
 個人所得も0.7%増の22兆1086億ドルに拡大。増加幅は市場予想(0.4%増)を上回った。可処分所得(DPI)が0.7%増、インフレ調整後の実質可処分所得が0.4%増となっている。
 インフレ指標は鈍化傾向。PCE物価指数(PCEデフレーター)、変動の大きい食品・エネルギー品目を除いたコア物価指数(PCEコアデフレーター)の上昇率はそれぞれ0.3%、0.2%にとどまった。ともに市場予想(それぞれ↑約0.4%、↑約0.3%)を下回っている。前年同月比ではそれぞれ6.0%、5.0%ずつ上昇。こちらは市場予想(それぞれ↑約6.0%、↑約5.0%)に一致し、9月(それぞれ↑約6.3%、↑約5.2%)から減速している。
 個人消費は米国経済活動の約3分の2を占める重要指標。米連邦準備理事会(FRB)はコア物価指数をインフレ指標として重要視し、2%上昇を目標に掲げている。


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