2023/08/30 08:41
米国株大引け概況(詳報): 3日続伸、弱い経済指標で利上げ観測後退
29日のNY株式市場は、やや薄商いだが騰勢が続く展開。主要指標のダウ平均が前日比292.69ドル(0.85%)高の3万4852.67ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が238.63ポイント(1.74%)高の1万3943.76ポイントとそろって3日続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、64.32ポイント(1.45%)高の4497.63ポイントと3日続伸。50日移動平均線(4461ポイント)を上回っている。
弱い経済指標を受けて、追加利上げ観測が後退したことが追い風。この日発表された7月の雇用動態調査(JOLTS)では、同求人件数が882万7000件と2年超ぶりの低水準にとどまり、市場予想(約950万件)を大きく下回った。また、8月の消費者信頼感指数も106.1と市場予想(約116)を下回っている。景気悪化の懸念が強まるなか、米国債は上昇。2年債利回りが4.89%(↓0.16ポイント)、10年債利回りが4.12%(↓0.08ポイント)と急低下し、ハイテク株を中心に幅広い銘柄が買われる流れとなった。
セクター別では、S&P500全11業種が全て上昇。なかでも大型ハイテク株を含むコミュニケーション、一般消費財、情報技術の3業種が軒並み2%超の上げを記録した。個別では、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.81%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.66%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が7.69%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.18%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.16%高と値を上げている。アップルに関しては、恒例の秋の新製品発表イベントが「9月12日」に開催されることが発表された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
弱い経済指標を受けて、追加利上げ観測が後退したことが追い風。この日発表された7月の雇用動態調査(JOLTS)では、同求人件数が882万7000件と2年超ぶりの低水準にとどまり、市場予想(約950万件)を大きく下回った。また、8月の消費者信頼感指数も106.1と市場予想(約116)を下回っている。景気悪化の懸念が強まるなか、米国債は上昇。2年債利回りが4.89%(↓0.16ポイント)、10年債利回りが4.12%(↓0.08ポイント)と急低下し、ハイテク株を中心に幅広い銘柄が買われる流れとなった。
セクター別では、S&P500全11業種が全て上昇。なかでも大型ハイテク株を含むコミュニケーション、一般消費財、情報技術の3業種が軒並み2%超の上げを記録した。個別では、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.81%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.66%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が7.69%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.18%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.16%高と値を上げている。アップルに関しては、恒例の秋の新製品発表イベントが「9月12日」に開催されることが発表された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。