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2023/05/26 08:47

米国株大引け概況(詳報):ナスダック反発、エヌビディアが急騰 無料記事

 25日のNY株式市場は、ハイテク銘柄に買いが集まる展開。主要指標のダウ平均が前日比35.27ドル(0.11%)安の3万2764.65ドルと小幅に5日続落する一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は213.93ポイント(1.71%)高の1万2698.09ポイントと急反発して取引を終えた。
 半導体銘柄を中心に、情報技術セクターをけん引したのはGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U) 。前日引け後に発表した2023年5〜7月期ガイダンスが市場予想を大きく上回るなか、株価は24.37%高と急騰した。他の半導体銘柄やAI(人工知能)関連銘柄にも買いが波及している。
 半導体銘柄では、モノリシック・パワー・システムズ(MPWR/U)が17.46%高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が11.16%高、ブロードコム(@AVGO/U)が7.25%高と買われている。また、AI関連事業に力を入れるマイクロソフト(@MSFT/U)とアルファベット(@GOOGL/U)が3.85%、2.13%ずつ値を上げた。
 一方、ディフェンシブ株や消費関連株は安い。ダウ平均構成銘柄では、通信キャリアのベライゾン・コミュニケーション(@VZ/U)が2.93%安、ドラッグストアチェーンのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(@WBA/U)が2.66%安、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.72%安と売られている。
 米債務上限問題については、連邦政府と野党・共和党の協議が続いている。米政府の資金繰りが行き詰まるとされる6月1日が迫るなか、「バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長の間で合意が近づいている」と報じられた。


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