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2023/09/13 08:48

米国株大引け概況(詳報): 反落、ハイテク株が安い 無料記事

 12日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比17.73ドル(0.05%)安の3万4645.99ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が144.28ポイント(1.04%)安の1万3773.61ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、25.56ポイント(0.57%)安の4461.90ポイントと反落。前日に回復した50日移動平均線(4480ポイント)を再び下回っている。
 業務用ソフト大手のオラクル(@ORCL/U)の急落(13.49%安)を受け、他のハイテク株も軟調に転じた。前日引け後に発表された最新決算で売上高が下振れたため、企業のIT支出抑制が連想された形だ。このほか、足元で原油高が続くなか、インフレ再燃の懸念がくすぶっていることも逆風。今週13日、14日はそれぞれ8月の消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(PPI)が発表される予定だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が軒並み下落。大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーション、一般消費財の3セクターが売られた。「iPhone15」など新製品を発表したIT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.71%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.83%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.92%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.23%安と値を下げている。
 一方、エネルギーや金融など3業種は上昇。原油高を追い風に、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)がそれぞれ2.92%、1.86%ずつ買われたほか、金融大手のウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が2.93%高、シティグループ(@C/U)が2.69%高と値を上げた。


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