9日のNYアフターマーケットでは、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)サービス大手のアカマイ・テクノロジーズ(@AKAM/UA)が同日終値比4.99％高の82.82ドルに上昇した(通常取引では前日比0.59％安の78.88ドル）。2023年第1四半期業績の上振れなどが好感されている。
　引け後に発表された第1四半期(1〜3月)業績は、売上高が前年同期比1.33％増の9億1569万ドル、純利益が同27.19％減の9710万ドルとなった。
　特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は1.40ドル。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ約9億1105万ドル、約1.32ドル)を上回っている。
　為替の変動を考慮した増収率は4％に上った。ソリューション別の売上高は、デリバリーが11％減の3億9438万ドルに落ち込む半面、セキュリティが6％増の4億555万ドル、コンピュートが49％増の1億1576万ドルに拡大している。
　地域別では、米国が1％減の4億7383万ドルとやや減少したが、海外が5％増の4億4186万ドルに上向いた。
　会社側は23年通期ガイダンスを上方修正。売上高を37億〜37億7500万ドル→37億4000万〜37億8500万ドル、調整後の希薄化後EPS(非GAAP)を5.40〜5.60ドル→5.69〜5.84ドルに引き上げている。いずれも市場予想(約37億3000万ドル、約5.48ドル)を上回る水準だ。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。