16日のNY株式市場では、ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が前日比2.15％安の282.33ドルと続落して取引を終えた。2024年度第1四半期決算の軟調な結果などが嫌気されている。
　第1四半期(2〜4月)は、売上高が前年同期比4.24％減の372億5700万ドル、純利益が同8.46％減の38億7300万ドルに落ち込んだことを明らかにした。
　希薄化後EPS(3.82ドル)が市場予想(約3.80ドル)を上回ったものの、売上高が市場予想(約383億4300万ドル)に届いていない。
　既存店売上高は全体で4.5％減少した(米国の既存店売上高は4.6％減)。平均客単価が91.92ドルと前年同期並みだったものの、顧客の決済件数は4.8％減の3億9090万件に縮小した。
　全体の営業利益は6.4％減の55億5100万ドルに減少。営業利益率が15.23→14.89％(↓0.34ポイント)とやや低下した。
　当四半期の業績が振るわなかったことなどを踏まえ、会社側は24年1月期ガイダンスを下方修正。売上高の伸びと既存店増収率を「ほぼ横ばい」→「マイナス5％〜マイナス2％」、希薄後EPSを「1ケタ台の減少」→「マイナス13％〜マイナス7％」に引き下げている。


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