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2023/06/30 08:30

1〜3月期の米GDP確定値は前期比2.0%増、改定値から大幅上方修正 無料記事

 米商務省経済統計局は29日、2023年第1四半期(1〜3月)の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)確定値を発表し、年率換算で前期比2.0%増えたことを明らかにした。市場予想(約1.4%増)を上回り、改定値(1.3%増)から0.7ポイント上方修正した格好だ。3四半期連続でプラス成長を確保したとはいえ、昨年第3四半期(3.2%増)、第4四半期(2.6%増)からは伸びが鈍化しつつある。
 内訳をみると、GDPの約7割を占める個人消費が4.2%増えた。改定値(3.8%増)から0.4ポイント上方修正している(市場予想:約3.8%増)。
 GDPは国内経済で生産されたモノ・サービスの価値総額から生産時に使われたモノ・サービスの価値総額を引いたもの。「実質GDP」はインフレの影響を除いたGDPを指す(インフレの影響を含めたものは名目GDP)。米商務省経済統計局はGDPの推定値を3回発表している(速報値、改定値、確定値)。四半期の終わりから数えて1カ月目の月末に不完全かつ更新されうるデータに基づいて1回目を発表し、2回目と3回目はそれぞれ2カ月目、3カ月目の月末に、より詳細で包括的なデータに基づいて更新される。


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