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2023/04/17 09:31

ミシガン大学消費者態度指数:4月速報値が63.5で上振れ、短期インフレ期待は急上昇 無料記事

 ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターは14日、4月の消費者態度指数(速報値)を発表し、前月(62.0)を1.5ポイント上回る63.5に上昇したことを明らかにした。市場予想(約62.1)を上回っている。
 指数の内訳は、「現在の景況感」が68.6(前月:66.3)、「今後の見通し」が60.3(前月:59.2)とそろって上向いた。
 短期インフレ期待は急上昇。消費者の1年期待インフレ率が3.6→4.6%(市場予想:約3.7%)に上昇した。5年期待インフレ率が2.9→2.9%(市場予想:約2.9%)と横ばいだった。
 この統計は、非営利民間調査団体の全米産業審議会(コンファレンスボード)が発表する「消費者信頼感指数(CCI)」と同様に、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。原則的に速報値が毎月第2金曜日、確報値が毎月最終金曜日に発表される。1966年のデータを100として数値化している。アンケート調査の対象は、速報値で300世帯、確報値で500世帯とコンファレンスボードのCCI(調査対象:約5000世帯)より少ない。調査対象が少ないことで数値のブレが大きいものの、速報値はコンファレンスボードの消費者信頼感指数より早く発表される利点がある。


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