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2023/10/10 08:51

米国株大引け概況(詳報): 続伸、中東紛争で原油株や軍需株が上昇 無料記事

 週明け9日のNY株式市場は、原油株や軍需株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比197.07ドル(0.59%)高の3万3604.65ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が52.90ポイント(0.39%)高の1万3484.24ポイントとそろって続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、27.16ポイント(0.63%)高の4335.66ポイントと続伸して引けている。
 イスラム組織ハマスが週末に仕掛けた奇襲攻撃に伴ってイスラエルが宣戦布告したことを受け、主要指数は安く寄り付いたものの、中盤からプラス圏に浮上した。コロンブスデーで債券市場が休場のため、10年債利回りの動向が確認できないが、金融当局者のハト派発言が追い風。米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は、このところの債券利回りの上昇を通じた金融環境の引き締まりを認識していると述べたほか、金融政策の判断を慎重に進める意向を示している。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。原油高でエネルギー(↑3%超)が急伸したほか、資本財、公益などが買われた。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とコノコフィリップス(@COP/U)がそれぞれ3.50%、5.63%ずつ上昇したほか、軍需大手のRTXコーポレーション(@RTX/U)が4.62%高、ロッキード・マーチン(@LMT/U)が8.93%高、ノースロップ・グラマン(@NOC/U)が11.43%高と軒並み急伸している。
 大型ハイテク株も強含み。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.84%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.78%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.93%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.56%高と上昇した。


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