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2023/02/16 08:43

米国株大引け概況(詳報):上昇、米小売売上高の上振れを好感 無料記事

 15日のNY株式市場は、米経済指標の好結果を追い風に買われる展開。主要指標のダウ平均とハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数はそろって上昇し、それぞれ38.78ドル(0.11%)高の3万4128.05ドル、110.44ポイント(0.92%)高の1万2070.59ポイントで取引を終えた(ダウ平均は反発、ナスダックは3日続伸)。
 1月の米小売売上高は前月比3.0%増と市場予想(約2.0%増)を上回っている。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが続くとの観測から売りが先行したものの、個人消費の鈍化に対する懸念が薄れる中で主要指数は引けにかけて上昇した。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が上昇。なかでも、コミュニケーションサービス・セクターの上げが目立つ。グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOG/U)が2.26%高、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が1.47%高、メディアグループ大手のコムキャスト(@CMCSA/U)が0.92%高、通信キャリア大手のAT&T(@T/U)が0.52%高と買われた。
 一般消費財セクターも高い。電気自動車メーカーのテスラ(@TSLA/U)が2.38%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.46%高、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が1.01%高、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が0.94%高と値を上げている。
 他の個別動向では、民泊プラットフォーム最大手のエアビーアンドビー(@ABNB/U)が13.35%高と急伸。前日引け後に発表された2022年10〜12月期決算が上振れたことなどが刺激材料だ。


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