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2023/03/31 09:45

チャールズ・シュワブが5%安、有力ブローカーの格下げを嫌気 無料記事

 30日のNY株式市場では、ネット証券最大手のチャールズ・シュワブ(@SCHW/U)が前日比4.96%安の52.47ドルと反落して取引を終えた。有力ブローカーによる格下げが嫌気されている。
 モルガン・スタンレーは最新リポートで、チャールズ・シュワブに対する投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に引き下げ、目標株価を99→68ドル(↓31%)に下方修正した。
 今回の格下げは、「収益見通しの不透明さが同社株のリスク・リワード比率を魅力的にしていないようにみえる」との見解に基づくもの。「チャールズ・シュワブの株価は月初来ですでに30%下落しているが、複数の変数項目で見通しが不透明なため、傍観することにした」とコメントしている。
 金融業界では、今月上旬にシリコンバレーバンク(SVB)が破綻し、各地銀の株価下落につながった。モルガン・スタンレーによると、米国で預金がMMF(マネー・マーケット・ファンド)に移行する流れが続いていることが、チャールズ・シュワブの収益見通しを圧迫することにつながる可能性が高い。◆顧客の預金流出、◆地銀に対する規制強化、◆資金調達コストの増加――などをマイナス要因に挙げている。


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