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2023/01/31 08:49

米国株大引け概況(詳報): 反落、ハイテク株などが安い 無料記事

 週明け30日のNY株式市場は、重要日程を控えるなか、ハイテク株を中心に利益確定売りに押される展開。主要指標のダウ平均が前営業日比260.99ドル(0.77%)安の3万3717.09ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が227.90ポイント(1.96%)安の1万1393.81ポイントとそろって反落して取引を終えた(ダウは7営業日ぶり、ナスダックは3営業日ぶりの反落)。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も下げ、52.79ポイント(1.30%)安の1万1393.81ポイントで引けている。
 今週は第4四半期(10〜12月)決算発表シーズンの最も忙しい週で、1月31日〜2月1日に連邦公開市場委員会(FOMC)も控えているだけに、やや慎重な動きになった。約2割のS&P500構成銘柄のほか、大型ハイテク株が相次ぎ今週に決算を発表する予定だ。主要株価指数は年初来で好調な値動き。S&P500指数をみると、8%近く上昇した2019年以来で最高の1月になる可能性がある(22年1月は↓約19%、23年1月は年初来で↑4.6%)。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が下落(生活必需品のみ逆行高)。エネルギーのほか、大型ハイテク株が含まれる情報技術、コミュニケーション、一般消費財の下げが目立った。このところ買い戻しが目立っていた電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が6.32%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.91%安と売られたほか、決算発表を今週控えたアップル(@AAPL/U)が2.01%安、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.65%安、メタ・プラットフォームズ(@META/U)が3.08%安、アルファベット(@GOOGL/U)が2.45%安と値を下げている。


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