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2023/01/30 09:13

12月の個人消費支出(PCE)が0.2%減、インフレ指標は鈍化が続く 無料記事

 米商務省経済分析局(BEA)は27日、2022年12月の個人消費・所得統計(以下、金額は季節調整済み年率換算ベース)を発表し、個人消費支出(PCE)が前月比0.2%減の17兆7372億ドルに縮小したことを明らかにした。市場予想(約0.2%減)に一致している。インフレ調整後の実質個人消費支出は0.3%減だった。
 一方、個人所得は0.2%増の22兆2243億ドルに拡大。伸びは市場予想(0.2%増)に一致した。可処分所得(DPI)は0.3%増、インフレ調整後の実質可処分所得は0.2%増となっている。
 インフレ指標は鈍化傾向が続く。PCE物価指数(PCEデフレーター)は0.1%上昇し、変動の大きい食品・エネルギー品目を除いたコア物価指数(PCEコアデフレーター)は0.3%上昇している(市場予想はそれぞれ横ばい、↑0.3%)。前年同月比ではそれぞれ5.0%、4.4%ずつ上昇し(ともに市場予想に一致)、11月(それぞれ↑5.5%、↑4.7%)から減速した。コア指数は2021年10月以来の低水準となっている。
 個人消費は米国経済活動の約3分の2を占める重要指標。米連邦準備理事会(FRB)はコア物価指数をインフレ指標として重要視し、2%上昇を目標に掲げている。


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