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2023/08/01 08:53

米国株大引け概況(詳報): 小幅続伸、重要企業の決算控え様子見ムード 無料記事

 週明け7月31日のNY株式市場は、前日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前営業日比100.24ドル(0.28%)高の3万5559.53ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が29.36ポイント(0.21%)高の1万4346.02ポイントとそろって小幅続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、6.73ポイント(0.15%)高の4588.96ポイントと小幅続伸で終了。小型株を代表するラッセル2000指数は、21.64ポイント(1.09%)高の2003.18ポイントと続伸した。
 重要企業の決算が今週も相次ぐため、様子見ムードが広がる状態(引け直前にまとまった買いが入り、主要株価指数は軒並みプラス)。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)やEC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)、医薬品大手のメルク(@MRK/U)、モバイル向け半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)などの決算動向に注目が集まっている。また、「ソフトランディング」期待が高まるなか、重要指標であるISM製造業景況感指数、ISM非製造業景況感指数、雇用統計なども今週発表される予定だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が軒並み上昇。エネルギー(↑2%)を除き、一般消費財や素材など他の7業種は全て1%未満の小幅高だった。ブローカーによる格上げで石油大手のシェブロン(@CVX/U)が3.02%高と買われたほか、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.11%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.10%高、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が3.20%高、クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が2.08%高と値を上げている。
 一方、ヘルスケアや生活必需品など3業種は下落。医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が3.98%安、ライフサイエンス向け分析機器大手のアジレント・テクノロジーズ(@A/U)が3.40%安と値を下げた。ジョンソン・エンド・ジョンソンに関しては、ベビーパウダー訴訟で子会社の破産が認められなかったことが悪材料視されている。


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