8日のNY株式市場では、クラウド運用監視システム大手のデータドッグ(@DDOG/U)が前日比17.18％安の88.04ドルと急落して取引を終えた。売上高ガイダンスの下方修正などが嫌気されている。
　この日発表された第2四半期（4〜6月）決算は25％増収・赤字縮小で上振れたものの、ガイダンスの弱さに市場の注目が集まった。会社側は通期の予想売上高について、従来の「20億8000万〜21億ドル」から「20億5000万〜20億6000万ドル」に下方修正している。第3四半期（7〜9月）の売上高については「5億2100万〜5億2500万ドル」と想定。市場予想（約5億3510万ドル）を下回り、前年同期（4億3653万ドル）比で約20％増収にとどまると見込んだ格好だ。
　データドッグのオリビエ・ポメル最高経営責任者(CEO)は電話会議で、ガイダンスを保守的に見積もっているとコメント。その背景について「既存顧客の利用量の伸びは前四半期に比べてやや低かった。大口顧客がコストを精査している状況が続いている」と説明している。


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