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2023/07/03 08:46

米国株大引け概況(詳報): 上昇、アップルは初の時価総額3兆ドル 無料記事

 先週末6月30日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比285.18ドル(0.84%)高の3万4407.60ドルと続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が196.59ポイント(1.45%)高の13787.92ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、53.94ポイント(1.23%)高の4450.38ポイントと続伸して引けている。
 上半期の最終日に主要3指数が上昇で締めくくった格好。上半期の上昇幅は、ダウ平均が3.8%、ナスダックが31.7%(1983年以来の大きさ)、S&P500が15.9%(2019年以来の大きさ)を記録している。インフレ鈍化で金融引き締めが終盤に近づいているとの期待感のなか、生成人工知能(AI)への期待も重なり、大型ハイテク株主導で買われる流れだった。
 この日も主要インフレ統計が鈍化傾向を示唆。5月のPCE価格指数は前年同月比3.8%上昇(市場予想:約↑3.8%)と4月の4.3%から減速し、同コア指数も前年同月比4.6%上昇(市場予想:約↑4.7%)と4月の4.7%から小幅ながら鈍化した。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでも大型ハイテク株が含まれる情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3セクターのほか、公益、ヘルスケアが1%余りの上昇を記録した。ブローカーの強気リポートでIT機器大手アップル(@AAPL/U)が2.31%上昇して初めて時価総額3兆ドルを突破したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.64%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.63%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.66%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.92%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.94%高と買われている。
 なお、週明け7月3日のNY株式市場は、東部時間午後1時までの半日取引。翌4日は「独立記念日」で休場となる。


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