詳細
検索 (期間指定)
期間

2023/04/27 09:49

チポトレ13%高、1Q上振れで最高値を更新 無料記事

 26日のNY株式市場では、ファストフード大手のチポトレ・メキシカン・グリル(@CMG/U)が前日比12.91%高の2009.85ドルと急伸して取引を終えた。足元の販売好調が好感され、上場来高値を更新している。
 前日引け後に発表された第1四半期(1〜3月)決算は、売上高が前年同期比17.22%増の23億6858万ドルに伸びるなか、純利益が同84.24%増の2億9164万ドルに膨らむという結果で、売上高、希薄化後EPS(10.50ドル)ともに市場予想(それぞれ約23億3800万ドル、約8.92ドル)を上回った。新たに41店舗を開業したほか、既存店売上高が10.9%増え、こちらも市場予想(約8.6%増)を上回っている。メニューの価格を前年比で1割ほど上げたにもかかわらず、客足が4%ほど増えたことが追い風となった。
 ブライアン・ニコル最高経営責任者(CEO)は今回の業績について、「我々が価格決定力を持っていることが証明された」と解説。「インフレの前にも立ちたくないが、後ろに立つことも望んでいない」と述べるなど、インフレに合わせた適切な幅の値上げを模索する考えを示している(現在は値上げを一時停止している)。ニコル氏によると、高所得消費者がより頻繁に来店しているほか、低所得消費者も(1年前より来店数は減ったが)過去6カ月より頻繁に来店しているという。
 今後も堅調な業績が続く見通し。会社側は通期業績について、既存店売上高を「1ケタ台半ば〜後半」、新規開業店舗数を「255〜285店」と予想している。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース