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2023/06/02 08:52

米国株大引け概況(詳報):反発、米利上げ観測が後退 無料記事

 1日のNY株式市場は、米利上げ観測が後退するなかで買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反発し、それぞれ前日比153.3ドル(0.47%)高の3万3061.57ドル、165.69ポイント(1.28%)高の1万3100.98ポイントで取引を終えた(S&P500は41.19ポイント高の4221.02ポイント)。
 ただ、2日に5月雇用統計の発表を控えているため、主要3指数ともに上値を追う動きは限られた。
 フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は1日のオンラインイベントで、「少なくとも6月会合では利上げを見合わせるべきだ」と発言。利上げを一時的に停止し、これまでの効果を見極める時間が必要との見解を示した。一方でハーカー氏は「今後発表される経済指標を精査して追加引き締めの必要性を判断する」と強調している。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が上昇。なかでも、情報技術セクターの上げが目立つ。半導体大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.12%高と急反発したのをはじめ、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が2.15%高、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.60%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.28%高と買われた。
 資本財セクターも高い。重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が3.09%高、防衛大手のレイセオン・テクノロジーズ(@RTX/U)が2.12%高、農機大手のディア・アンド・カンパニー(@DE/U)が1.91%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が1.61%高と値を上げている。

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