米電気自動車(EV)大手のテスラ(@TSLA/U)がこのほど、重要市場の中国で主力車種の値下げを行った。24日付CNBCによると、廉価版セダン「モデル3」の基準価格を27万9900→26万5900人民元（↓5％）、廉価版SUV「モデルY」の基準価格を31万6900→28万8900人民元（↓9％）に引き下げている。
　原材料の高騰を受けて、今年前半に値上げを相次いで打ち出してきたが、ここにきて値下げに転じた格好。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が先週に「中国は（主に不動産市場で）ある種の不況を経験している」とコメントするなど、中国では景気の先行きに警戒感が生じているほか、BYDや蔚来集団（ニーオ：9866/HK、@NIO/U）など現地新興EVメーカーとの競争激化が取り沙汰されている。


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