4日のNY株式市場では、顧客管理ソフト大手のセールスフォース(@CRM/U)が前日比3.57％高の139.59ドルと4日続伸で取引を終えた。コスト削減を進める姿勢を示したことが好感されている。
　同社はこの日、運営コストの削減に向けたリストラ計画を発表し、従業員全体の約10％を解雇し、一部オフィスを閉鎖すると発表した。この措置により、約14億〜21億ドルの一時的な費用が発生する（うち約8億〜10億ドルは、22年11月〜23年1月期に計上する予定）。従業員のリストラは24年度（23年2月〜24年1月）末まで、オフィスの閉鎖は26年度までに完了する予定だ。
　マーク・ベニオフ共同最高経営責任者(CEO)は従業員への手紙で、現状について「経営環境は依然として厳しく、当社の顧客は購入決定についてより慎重な姿勢をとっている」と説明した。また、「コロナ禍の間に増収ペースが加速したため、人を雇いすぎたことが現在直面している不況につながった。その責任は私にある」とコメントしている。


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