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2023/01/19 09:35

12月の小売売上高は前月比1.1%減、市場予想を下回る 無料記事

 米商務省センサス局は18日、2022年12月の小売売上高(速報値、季節調整済み、インフレ未調整の名目ベース)を発表し、前月比1.1%減の約6771億ドルに縮小したことを明らかにした(前年同月比では6.0%増)。市場予想(約0.9%減)を下回っている。10〜12月の3カ月間では、前年同期比で6.7%増加した。
 自動車・部品を除いた12月・小売売上高は前月比で1.1%減った(市場予想:約0.5%減)。種類別の動向は、建材・園芸資材店が0.3%増、スポーツ用品・趣味・本・音楽店が0.1%増と堅調な半面、自動車・部品ディーラーが1.2%減、家具店が2.5%減、家電量販店が1.1%減、ヘルス・パーソナルケア店(薬局・ドラッグストアなど)が0.9%減、ガソリンスタンドが4.6%減、衣料品店が0.3%減、GMS(百貨店など)が0.8%減、その他小売店が1.1%減、非店舗販売が1.1%減と総じて落ち込んでいる。食料・飲料販売店(スーパーなど)は横ばいだった。
 毎月第10営業日に発表されるこの統計は、小売業の月間売上高を推定したもの。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す統計として、市場で注目されている。調査の方法は、小売・食品サービス企業4700社をサンプリングし、そのデータに基づいて計算するというもの。自動車・部品の占める割合が比較的大きいため、この要素を除いたベースも公表されている。


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