2022/12/05 08:46
米国株大引け概況(詳報): まちまち、朝安後に買い戻し
先週末2日のNY株式市場は、雇用統計受けた売りが先行したものの、その後に買い戻す動きが強まる展開。主要指標のダウ平均が前日比34.87ドル(0.10%)高の3万4429.88ドルと小反発する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が20.95ポイント(0.18%)安の1万1461.50ポイントと小反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は4.87ポイント(0.12%)安の4071.70ポイントと小幅続落したが、200日移動平均線(4046ポイント)に押し戻されている。
予想よりも強い11月雇用統計の結果を受け、朝方は主要指数が軒並み1%超のマイナス圏で寄り付いたが、その後に下げ幅を縮小した(ダウ平均はプラ転)。11月雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比で26万3000人増(市場予想:約20万人増)、平均時給が前月比0.6%増(市場予想:約0.3%増)とそろって上振れ(失業率は市場予想通りの3.7%)。朝方に「金融引き締め策の転換が先延ばしになる」との懸念が強まったものの、その後に「見かけほど強くない」との見解が広まった。これに伴い、雇用統計発表後に一時3.63%まで上昇した10年債利回りは、結局3.49%(↓0.01ポイント)まで低下している。一時反発していたドル指数も低下し、ドル安基調を続けた。
セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。情報技術のほか、エネルギーや公益などが弱含んだ。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.51%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.23%安、ITサービス管理(ITSM)大手のサービスナウ(@NOW/U)が2.99%安と値を下げている。
一方、素材や資本財、生活必需品など5業種は上昇。航空大手のボーイング(@BA/U)が4.03%高、軍用航空機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が2.59%高、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が3.32%高と値を上げている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
予想よりも強い11月雇用統計の結果を受け、朝方は主要指数が軒並み1%超のマイナス圏で寄り付いたが、その後に下げ幅を縮小した(ダウ平均はプラ転)。11月雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比で26万3000人増(市場予想:約20万人増)、平均時給が前月比0.6%増(市場予想:約0.3%増)とそろって上振れ(失業率は市場予想通りの3.7%)。朝方に「金融引き締め策の転換が先延ばしになる」との懸念が強まったものの、その後に「見かけほど強くない」との見解が広まった。これに伴い、雇用統計発表後に一時3.63%まで上昇した10年債利回りは、結局3.49%(↓0.01ポイント)まで低下している。一時反発していたドル指数も低下し、ドル安基調を続けた。
セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。情報技術のほか、エネルギーや公益などが弱含んだ。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.51%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.23%安、ITサービス管理(ITSM)大手のサービスナウ(@NOW/U)が2.99%安と値を下げている。
一方、素材や資本財、生活必需品など5業種は上昇。航空大手のボーイング(@BA/U)が4.03%高、軍用航空機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が2.59%高、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が3.32%高と値を上げている。
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