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2023/04/24 08:46

米国株大引け概況(詳報): 小反発、ハイテク大手の決算発表控え様子見 無料記事

 先週末21日のNY株式市場は、前日終値を挟んで小動きの展開。主要指標のダウ平均が前日比22.34ドル(0.07%)高の3万3808.96ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が12.90ポイント(0.11%)高の1万2072.46ポイントとそろって小反発で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、3.73ポイント(0.09%)高の4133.52ポイントと強含んで引けている。
 翌週にマイクロソフト(@MSFT/U)やメタ・プラットフォームズ(@META/U)、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)などハイテク大手の決算発表が相次ぐため、やや様子見ムードが広がる状態。これまでのところ、多くの企業が(すでに引き下げられた)市場予想を上回る利益を報告している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。一般消費財、生活必需品、ヘルスケアなどのセクターが強含んだ。EC大手のアマゾンが3.03%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.28%高、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が3.46%高、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が2.78%高と値を上げている。プロクター・アンド・ギャンブルについては、第3四半期(1〜3月)が上振れた上、通期売上高ガイダンスを上方修正したことが好感された。
 一方、素材やエネルギーなど5業種は下落。 決算発表後に鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が4.11%安と値を下げたほか、リチウムなどを扱うアルベマール(@ALB/U)が10.00%安と急落した。アルベマールについては、南米チリが国内のリチウム産業を国有化すると発表したことがマイナス材料視されている。


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