2023/05/01 11:04
米国株週間相場見通し:神経質な値動きか、決算動向を見極め
今週のNY株式市場は、決算動向をにらみながら揉み合う展開となろう。
これまで明らかにされた主要企業の決算は、全体として悪くない状況と言える。先週4月27日時点で1-3月決算を発表し終えたS&P500指数構成銘柄のうち、約8割の企業で利益が市場予想を上回った。ただ、業績が上振れても今後の見通しが悪いとして売られたキャタピラーなどの例もあることから、決算発表のピークを迎える5月第1週は慎重なスタンスに傾く可能性もある。
利上げに関する見通しも依然として不透明。各種経済指標の強弱感が入り混じっているためだ。次回FOMCでは0.25%の利上げがコンセンサスとなっているが、それが通過しても見通しが晴れるわけではないと思われ、当然ながらFOMC後に予定されるパウエル議長の記者会見にも注目が集まる。また、今週発表される4月のISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計などにも要注意だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
これまで明らかにされた主要企業の決算は、全体として悪くない状況と言える。先週4月27日時点で1-3月決算を発表し終えたS&P500指数構成銘柄のうち、約8割の企業で利益が市場予想を上回った。ただ、業績が上振れても今後の見通しが悪いとして売られたキャタピラーなどの例もあることから、決算発表のピークを迎える5月第1週は慎重なスタンスに傾く可能性もある。
利上げに関する見通しも依然として不透明。各種経済指標の強弱感が入り混じっているためだ。次回FOMCでは0.25%の利上げがコンセンサスとなっているが、それが通過しても見通しが晴れるわけではないと思われ、当然ながらFOMC後に予定されるパウエル議長の記者会見にも注目が集まる。また、今週発表される4月のISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計などにも要注意だ。
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