詳細
検索 (期間指定)
期間

2023/06/21 09:18

リビアン車もテスラ充電網の利用可能に、「NACS」コネクタの採用進む 無料記事

 EV充電施設の共同使用に向けて、電気自動車(EV)大手テスラ(@TSLA/U)との提携を自動車メーカー大手が相次ぎ発表したことを受け、米国でテスラの独自充電技術を「標準規格」とする動きが広がっている。3連休明け20日には、新興電気自動車メーカーのリビアン・オートモーティブ(@RIVN/U)がテスラと提携し、リビアン製EVのドライバーが2024年からアダプターを使って充電設備「テスラ・スーパーチャージャー」(米国、カナダの計1万2000個超)を利用できるようになると発表した(アダプターは早ければ2024年春にも発売される予定)。また、独自の充電網「Rivian Adventure Network」の全国展開を続ける考えも示している。25年以降に製造した「R1」車両には、テスラの北米充電規格(NACS:North American Charging Standard)コネクタを標準装備させるという。
 この動きは、フォード・モーター(@F/U)が5月下旬、ゼネラル・モーターズ(@GM/U)が今月8日に相次いで、アダプターを通じてテスラのEV充電設備を使えるよう提携関係を結んだことに続くもの。2社との提携で、「NACS」の米国EVシェアは約6割に上昇する見通し。アナリストによると、この提携でテスラの「NACS」は競合する「CCS(Combined Charging System:複合充電システム)」に対して優位になり、北米市場が近くEV充電の単一規格に移行する可能性があるという。先週12日には、EV充電ソリューションのチャージポイント(@CHPT/U)、ウォールボックスNV(@WBK/U)、ブリンクチャージング(@BLNK/U)、EVgo(@EVGO/U)が次々に「NACS」コネクタへのオプション対応や採用拡大を発表している。
 20日のNY株式市場では、テスラが前営業日比5.34%高の274.45ドル、リビアン・オートモーティブ(@RIVN/U)が5.51%高の15.70ドルと急伸して取引を終えた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース