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2023/04/14 08:48

米国株大引け概況(詳報):急伸、早期の利上げ停止期待で 無料記事

 13日のNY株式市場は、利上げ停止への期待で大きく買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって急伸し、それぞれ前日比383.19ドル(1.14%)高の3万4029.69ドル、236.93ポイント(1.99%)高の1万2166.27ポイントで取引を終えた(ダウ平均は反発、ナスダックは4日ぶりに反発)。
 インフレの鈍化傾向と米景気の減速懸念が強まるなか、米連邦準備制度理事会(FRB)が近く利上げを停止するとの期待が広がった。3月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.5%低下し、横ばいだった市場予想を下回っている。また、週間の米新規失業保険申請件数は23万9000件と前週から1万1000件増加したほか、市場予想(約23万5000件)より多かった。
 これを受け、幅広い銘柄が買われている。S&P500指数を構成する全11業種のうち不動産を除く10業種が上昇。なかでも、コミュニケーション・サービスセクターの上げが目立つ。ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が4.58%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.97%高、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が2.96%高、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOG/U)が2.67%高と急伸した。このほか、ヘルスケアセクターや素材セクターなども上昇している。
 大型ハイテク株も総じて高い。アップル(@APPL/U)が3.41%高、テスラ(@TSLA/U)が2.97%高、マイクロソフト(@MSFT/U)が2.24%高、セールスフォース(@CRM/U)が1.94%高と買われた。
 他の個別動向では、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.67%高と急伸。クラウド顧客向けに生成AIサービスの提供を始めると発表したことが刺激材料だ。


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