9日のNY株式市場では、オンラインゲームプラットフォームを運営するロブロックス(@RBLX/U)が前日比21.94％安の29.46ドルと急落して取引を終えた。主要運営指標がマイナス成長に転じたことが嫌気されている。
　この日発表された第2四半期（4〜6月）決算は、市場予想に対してまちまちの結果だった上、ユーザー数やプレイ時間が前期比で減少したことが明らかになった。1日当たりアクティブユーザー数(DAU)が前年同月比25％増の6550万人、従事時間が同24％増の140億時間に伸びたものの、前四半期（それぞれ6610万人、145億時間）を下回っている。デイビット・バシュッキ最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会議で「DAU10億人というビジョン・ミッションに向かって進んでおり、ロブロックスを普段使いのものにするために製品を大幅に進歩させている」とコメントしたが、そのビジョン達成に疑問符が付いた格好だ。
　コストの増加ペースが増収率を上回っていることも懸念材料。第2四半期の総費用は前年同期比30.63％増の9億9475万ドルとかさんだ。増収率（15.14％）、ブッキング伸び率（22.00％）を大きく上回っている。


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