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2023/02/14 08:41

米国株大引け概況(詳報): 上昇、インフレ鈍化に期待 無料記事

 週明け13日のNY株式市場は、先週の下落を受けて押し目買いが入る展開。主要指標のダウ平均が前営業日比376.66ドル(1.11%)高の3万4245.93ドルと続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が173.67ポイント(1.48%)高の1万1891.79ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、46.83ポイント(1.14%)高の4137.29ポイントと反発している。
 今週14日に1月・消費者物価指数(CPI)が発表されることを控え、市場ではインフレが鈍化しつつあるとの期待感が強まった。現時点では、CPIとコアCPIが前年同月比でそれぞれ約↑6.2%、約↑5.5%に鈍化すると見込まれている(昨年12月はそれぞれ↑6.5%、↑5.7%)。この日発表されたNY連銀の消費者期待調査で、インフレ期待がほぼ安定し、将来所得の増加期待が低下したことも追い風になった。債券はまちまちで、2年債利回りが4.52%(横ばい)となり、10年債利回りが3.70%(↓0.03ポイント)に低下している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇(エネルギーのみ逆行安)。大型ハイテク株が含まれる情報技術、一般消費財、コミュニケーションなどが高い。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が3.12%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.46%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.88%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が3.03%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.98%高と値を上げている。


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