格付け・金融情報サービス大手のS&Pグローバル(@SPGI/U)は23日、6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値を発表し、前月（54.3）を1.3ポイント下回る53.0に低下したことを明らかにした。市場予想（約53.5）以上に下落した格好。景気拡大・縮小の分かれ目となる50は5カ月連続で上回っている。
　種類別では、米製造業PMIが46.3（前月比↓2.1ポイント）、米サービス業PMIが54.1（同↓0.8ポイント）とそろって下落した。米サービス業PMIが市場予想（約54.0）をやや上回る一方、6カ月ぶりの低水準だった米製造業PMIは市場予想（約48.5）を下回っている。
　PMIデータは（22年3月にS&Pグローバルへ吸収合併された）IHSマークイットによって世界40カ国以上で集計されたもの。民間企業の上級管理職を対象に調査したデータに基づいて月次ベースで作成されている。50が景気拡大・縮小の分岐点となっている。


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