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2023/07/18 08:48

米国株大引け概況(詳報): ダウ6日続伸、ナスダックは反発 無料記事

 週明け17日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比76.32ドル(0.22%)高の3万4585.35ドルと6日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が131.25ポイント(0.93%)高の1万4244.95ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、17.37ポイント(0.39%)高の4522.79ポイントと反発して引けている。
 先週発表されたインフレ統計の軟化や大手行の堅調な決算などを受け、「ソフトランディング」期待が強まる状態。最高値を更新していたナスダック総合指数とS&P500指数が先週末に反落したものの、この日改めて主要3指数が上昇するなど強気の相場展開が続いている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇。大型ハイテク株が含まれる情報技術(↑1.3%)や一般消費財(↑0.3%)のほか、金融(↑1.0%)などのセクターが上げをけん引した。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.73%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.18%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.20%高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が2.41%高と値を上げている。金融セクターについては、先週末にJPモルガン・チェースが好調な決算を発表したことが追い風。今週はバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)やモルガン・スタンレー(@MS/U)などの決算発表が続く見通しだ。
 一方、公益やコミュニケーション、ヘルスケアなど6業種は下落。通信キャリア大手のAT&T(@T/U)が6.69%安、ベライゾン・コミュニケーション(@VZ/U)が7.50%安、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が3.45%安、製薬大手のメルク(@MRK/U)が1.65%安と売られた。通信キャリア大手については、鉛ケーブル問題やブローカーによる格下げがマイナス材料となっている。


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