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2023/08/23 08:58

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ダウは続落 無料記事

 22日のNY株式市場は、朝高後にやや軟調に転じる展開。主要指標のダウ平均が前日比174.86ドル(0.51%)安の3万4288.83ドルと続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が8.28ポイント(0.06%)高の1万3505.87ポイントと小幅に続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、12.22ポイント(0.28%)安の4387.55ポイントと小反落して引けている。
 重要イベントを前に様子見ムードが強まる状態。朝方は23日引け後に予定されているGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)の決算が期待されるなか、ハイテク株が買われてスタートしたが、その後に失速した。S&Pが複数行の格付けを引き下げたこと、百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が消費者信用状況の悪化などに言及したことなどが相場の逆風となっている。25日に予定されているパウエルFRB議長のジャクソンホール講演も引き続き注目されている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。金融、エネルギー、生活必需品などのセクターが値を下げた(下落率は全て1%未満)。金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)とバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)がそれぞれ2.07%安、2.44%安と売られたほか、小売大手のターゲット(@TGT/U)が2.23%安、製薬大手のメルク(@MRK/U)が2.20%安と下落している。
 一方、大型ハイテク株を含むコミュニケーションや一般消費財など4業種は強含み。エヌビディアが結局2.77%安と売られたが、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.79%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.59%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が0.83%高と底堅かった。


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