2023/07/10 10:48
米国株◇週間相場見通し:弱含みか
今週のNY株式市場は、金融引き締め長期化の懸念が蒸し返される中で上値の重い展開になりそうだ。
同懸念の背景には、足元の景気指標が予想外に好調なことがある。6日発表された6月のADP雇用者数が予想(22.5万人)を大幅に上回る49.7万人に拡大したほか、同月の雇用統計でも、失業率が3.7→3.6%に低下し、平均時給が前年同月比+4.4%と予想(+4.2%)を上回ったことが明らかにされた。
こうした中、10年債利回りは一時4.08%と3月以来の高水準を付けている。今週は6月のインフレ指標(CPIやPPI)が発表されるため、しばらく慎重スタンスが強まることとなりそうだ。
ただ、今週末から発表が相次ぐ主要企業の4-6月期業績には期待がかかる。特に、皮切りとなる米大手銀行に関しては、FRBが6月末に実施したストレステスト(財務健全性テスト)に合格したことに加え、増配方針を打ち出している点もプラス。これら企業の好決算は、マーケットを下支えする材料となろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
同懸念の背景には、足元の景気指標が予想外に好調なことがある。6日発表された6月のADP雇用者数が予想(22.5万人)を大幅に上回る49.7万人に拡大したほか、同月の雇用統計でも、失業率が3.7→3.6%に低下し、平均時給が前年同月比+4.4%と予想(+4.2%)を上回ったことが明らかにされた。
こうした中、10年債利回りは一時4.08%と3月以来の高水準を付けている。今週は6月のインフレ指標(CPIやPPI)が発表されるため、しばらく慎重スタンスが強まることとなりそうだ。
ただ、今週末から発表が相次ぐ主要企業の4-6月期業績には期待がかかる。特に、皮切りとなる米大手銀行に関しては、FRBが6月末に実施したストレステスト(財務健全性テスト)に合格したことに加え、増配方針を打ち出している点もプラス。これら企業の好決算は、マーケットを下支えする材料となろう。
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