2022/12/22 08:51
12月の消費者信頼感指数が108.3に上昇、市場予想を大幅に上回る
非営利民間調査団体の米コンファレンス・ボードは21日、12月の消費者信頼感指数(CCI)を発表し、前月改定値(100.2→101.4)を6.9ポイント上回る108.3に急上昇したことを明らかにした。市場予想(約101)を大きく上回っている。インフレが鈍化し、労働市場が堅調なことが追い風となり、今年4月以来8カ月ぶりの高水準を記録している。同統計の集計締切日は12月15日だった。
指数の内訳は、現況指数が147.2(前月改定値:138.3)、期待指数が82.4(前月改定値:76.7)とそろって上向いた。ただ、期待指数は依然として80前後で推移しているため、「不況を警戒する水準」という。
シニアディレクターのリン・フランコ氏は今回の結果について、「経済と仕事に対する消費者のより楽観的な見方によって、現況指数と期待指数は改善した。インフレ期待が21年9月以来の低水準に達し、最近のガソリン価格の下落が大きな追い風となった」とコメントした。一方、「バケーションに対する意識は改善したものの、住宅や高額家電などの購入計画はさらに冷え込んだ。インフレや金利高の逆風とともに、こうした高額商品からサービスへの嗜好の変化は23年も続くだろう」と分析している。
コンファレンス・ボードのCCIは、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。調査を開始した1985年のデータを100としている。消費者約5000人に対するアンケート調査を基に算出され、現況指数が40%、期待指数が60%の比率で構成されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
指数の内訳は、現況指数が147.2(前月改定値:138.3)、期待指数が82.4(前月改定値:76.7)とそろって上向いた。ただ、期待指数は依然として80前後で推移しているため、「不況を警戒する水準」という。
シニアディレクターのリン・フランコ氏は今回の結果について、「経済と仕事に対する消費者のより楽観的な見方によって、現況指数と期待指数は改善した。インフレ期待が21年9月以来の低水準に達し、最近のガソリン価格の下落が大きな追い風となった」とコメントした。一方、「バケーションに対する意識は改善したものの、住宅や高額家電などの購入計画はさらに冷え込んだ。インフレや金利高の逆風とともに、こうした高額商品からサービスへの嗜好の変化は23年も続くだろう」と分析している。
コンファレンス・ボードのCCIは、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。調査を開始した1985年のデータを100としている。消費者約5000人に対するアンケート調査を基に算出され、現況指数が40%、期待指数が60%の比率で構成されている。
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