週明け21日のNY株式市場では、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が前営業日比8.47％高の469.67ドルと急伸して取引を終えた。今週23日引け後に予定されている第2四半期(5〜7月)決算の発表に先立って、目標株価を引き上げるブローカーが相次いだことが追い風だ。
　例えばHSBCは最新リポートで、エヌビディアに対する投資判断「バイ」を維持した上で、目標株価を600→780ドル（↑30％）に上方修正。第2四半期の売上高が再びガイダンスを上回る可能性が高いと見込んだ。「エヌビディアとAI供給網全体に対する市場の期待は明らかに高まっているが、AI向けサーバーの強気トレンドが引き続き市場予想を上回ると予想している」と述べている。
　このほか、キーバンク・キャピタル・マーケッツも投資判断「オーバーウエイト」を維持した上で、目標株価を550→620ドル（↑13％）に引き上げ。「強い需要と生産能力の増加によって、エヌビディアが市場予想を大きく上回る結果とガイダンスを報告することを期待している」とコメントした。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。