2023/03/06 10:21
米国株週間相場見通し:下値の固い展開か
今週のNY市場は、利上げ見通しがやや楽観的に傾く中、全体としてしっかりした値動きが想定される。
注目の利上げ動向に関しては、アトランタ連銀のボスティック総裁が「データ次第で軌道修正する(夏に利上げ休止がありうる)」と発言したことがポジティブだ。これにより、先週末の10年債利回りは3.9%台に低下した。前週に一時4.09%と昨年11月以来の高水準を付ける場面がみられただけに、マーケット全体に安心感が広がっている。
景気の先行き見通しも程よい状況。2月のISM非製造業景況感指数は55.1と市場予想(54.3)を上回ったが、「利上げ観測を強めるほどの水準ではない」と受け止められたようだ。
もっとも、今週はパウエル議長の上院議会証言(7日)やベージュブックの発表(8日)など注目イベントが相次ぐ点に注意を要する。これらの内容次第で、市場の流れが一変する可能性に留意したい。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
注目の利上げ動向に関しては、アトランタ連銀のボスティック総裁が「データ次第で軌道修正する(夏に利上げ休止がありうる)」と発言したことがポジティブだ。これにより、先週末の10年債利回りは3.9%台に低下した。前週に一時4.09%と昨年11月以来の高水準を付ける場面がみられただけに、マーケット全体に安心感が広がっている。
景気の先行き見通しも程よい状況。2月のISM非製造業景況感指数は55.1と市場予想(54.3)を上回ったが、「利上げ観測を強めるほどの水準ではない」と受け止められたようだ。
もっとも、今週はパウエル議長の上院議会証言(7日)やベージュブックの発表(8日)など注目イベントが相次ぐ点に注意を要する。これらの内容次第で、市場の流れが一変する可能性に留意したい。
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