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2022/11/21 13:26

ディズニーのアイガー前CEOが2年間復帰へ、チャペックCEOは退任 無料記事

 エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)は20日、「以前に最高経営責任者(CEO)を務めたロバート・アイガー氏が20日付でCEO職に復帰する」と発表した。現CEOのボブ・チャペック氏は退任する。アイガー氏は同社取締役会からの指名を受け、ディズニーのCEO職を2年務め、後継者の育成を進めるという。
 アイガー氏は2005〜2020年の15年間にわたり、同社CEOとして経営を舵取り。在職中、アニメ製作のピクサーやルーカスフィルム、マーベル・スタジオなどの映画スタジオを相次いで買収し、ディズニーのコンテンツ拡充路線を主導してきた。20年2月には、21世紀フォックスや動画配信サービスが軌道に乗ってきたことを受け、CEOを退任。21年12月には執行会長も辞め、スーザン・アーノルド氏を後任としていた。
 ディズニーは足元で苦戦中。今月上旬に発表された第4四半期(7〜9月)決算は9%増収・2%増益だが、売上高、同EPSがともに市場予想を大きく下回った。その後、「チャペックCEOは採用凍結や人員削減を計画している」と報じられている。
 CNBCによると、アイガー氏は当初、後継者としてチャペック氏を支持していたが、その後に仲違いしたもよう。低価格路線を推すアイガー氏と異なり、収益性を重視するチャペック氏は値上げ路線を推し進めていた。


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