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2023/08/03 08:42

米国株大引け概況(詳報): 下落、ナスダックは2%安 無料記事

 2日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に売りが膨らむ展開。主要指標のダウ平均が前日比348.16ドル(0.98%)安の3万5282.52ドルと反落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が310.46ポイント(2.17%)安の1万3973.45ポイントと続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、63.34ポイント(1.38%)安の4513.39ポイントと続落している。
 格付け期間のフィッチが1日夜に米国債を格下げしたことをきっかけに、リスクオフの動きが浮上。エコノミストの間では「大きな影響はない」との見方が多数だが、7月ADP雇用統計の上振れや米国債の発行規模引き上げなども重なり、米長期債が売り込まれた。10年債利回りが4.08%(↑0.06ポイント)と昨年11月以来の高水準に上昇するなか、今年上半期の相場をけん引してきた大型ハイテク株などに売りが膨らんでいる。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が軒並み下落(ディフェンシブな生活必需品、ヘルスケアは小幅に上昇)。大型ハイテク株が含まれる情報技術(↓2%超)、コミュニケーション(↓2%超)、一般消費財(↓2%弱)の3セクターで下げが目立った。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.63%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.46%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.60%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.64%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.67%安と値を下げている。半導体関連も売られ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.81%安、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が7.01%安と売り込まれた(SOX指数は3.80%安)。


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