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2023/05/15 09:32

ファースト・ソーラー26%高、欧州同業の買収で最高値更新 無料記事

 先週末12日のNY株式市場では、太陽光発電モジュール大手のファーストソーラー(@FSLR/U)が前日比26.48%高の231.69ドルと急騰して取引を終えた。欧州同業のM&Aを発表したことが好感され、上場来高値を更新している。
 同社はこの日、スウェーデン同業のエボラーAB(Evolar AB)を最大8000万ドルで買収すると発表した。買収完了時にまず3800万ドルの前払い金を支払い、将来的に特定の技術的マイルストーンが達成された場合に最大4200万ドルを追加で支払う。2023年業績への営業費用面での影響は、買収費用のほか、約200万〜400万ドル程度にとどまる見込み。
 会社側は同買収について、「次世代太陽光技術の開発が加速するはず」とコメントした。「ペロブスカイト技術(perovskite technology)」の欧州リーダーであるエボラーを傘下に収めた後、スウェーデンのウプサラにあるエボラーの研究所で開発を継続する一方、同スタッフのうち約30人がファーストソーラーに移籍し、カリフォルニア州サンタクララの先端技術研究センターで開発・科学者チーム約60人と連携して働くことになるという。
 発表資料によると、買収されるエボラーは、太陽光発電代替材料の銅インジウムガリウムセレン化物(CIGS)業界のベテランによって2019年に設立された新興企業(現在の主要な太陽光発電材料は単結晶シリコンや多結晶シリコン)。ペロブスカイトと呼ばれる特殊な薄膜を利用したタンデムソーラー技術(複数の光吸収層を組み合わせた高変換効率技術)の商業化に向けたソリューション開発に注力している。CIGSの研究用太陽電池の変換効率の世界記録などを擁している。


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