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2023/03/24 08:55

米国株大引け概況(詳報):反発、大型ハイテク株が高い 無料記事

 23日のNY株式市場は、大型ハイテク株の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反発し、それぞれ前日比75.14ドル(0.23%)高の3万2105.25ドル、117.44ポイント(1.01%)高の1万1787.40ポイントで取引を終えた(ダウ平均は引けにかけて一時、マイナス圏に転落するなど不安定な値動きとなった)。
 早期の利上げ停止期待が広がるなか、大型ハイテク株が相場を押し上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)は前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2023年末の政策金利見通しを据え置いた。FRBのパウエル議長は年内の利下げ実施を否定しているが、市場参加者の間で「利上げの停止が近い」との観測が強まった。こうした中で米10年債の利回りが低下したことなどを受け、大型ハイテク株が買われている。
 GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.73%高、半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が2.25%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が2.02%高と上昇したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.97%高と値を上げている。
 コミュニケーションサービス・セクターも高い。ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が9.01%高と急伸したのをはじめ、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.24%高、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOG/U)が1.96%高、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が0.96%高と買われた。
 他の個別動向では、コンサルティング大手のアクセンチュア(@ACN/U)が7.26%高と急伸。23年度第2四半期決算が上振れたことや、全体の約2.5%に当たる約1万9000人の人員削減を発表したことがプラス材料視されている。


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