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2023/07/20 08:52

米国株大引け概況(詳報):ダウ8日続伸、ナスダックも小高い 無料記事

 19日のNY株式市場は、地方銀行の好業績を追い風に買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって続伸し(ダウ平均は8日、ナスダックは3日)、それぞれ前日比109.28ドル(0.31%)高の3万5061.21ドル、4.38ポイント(0.03%)高の1万4358.02ポイントで取引を終えた(ダウ平均とナスダック総合指数はともに2022年4月以来の高値を記録)。
 地方銀行の好決算が支援材料。2023年4〜6月期決算で、シチズンズ・フィナンシャル(@CFG/U)やM&Tバンク(@MTB/U)、ザイオンズ・バンコーポレーション(@ZION/U)、USバンコープ(@USB/U)などがそろって好業績を発表した。地銀の業績が安定していることが示され、投資家に安心感を与えた。
 ダウ平均構成銘柄では、チャットGPTの機能を搭載した新製品導入を発表したクラウド顧客管理大手のセールスフォース(@CRM/U)が2.96%上昇して相場をけん引した。このほか、通信大手のベライゾン・コミュニケーション(@VZ/U)が5.27%高、ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(@CSCO/U)が2.32%高、金融グループ大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が0.97%高と買われている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が上昇。なかでも、生活必需品セクターの上げが目立つ。飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)が1.77%高、食品・飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が0.98%高、消費財大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が0.68%高、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が0.43%高と値を上げた。


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