2023/06/12 10:53
オラクル2%で最高値、AI関連の需要拡大期待で
先週末9日のNY株式市場では、業務用ソフト大手のオラクル(@ORCL/U)が前日比2.21%高の109.85ドルと続伸し、過去最高値を切り上げて取引を終えた。翌週12日に発表を控えている決算、人工知能(AI)関連の需要拡大――などが期待されている格好だ。
オラクル株は3月後半から上げ基調が加速。米現地メディアによると、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)と提携し、傘下パブリッククラウド「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を通じてエヌビディアのクラウド型AIスパコン「DGX Cloud」と生成AIクラウドサービス「Nvidia AI Foundation」を顧客に提供することになったことが好感されている(パブリッククラウド企業として初)。この提携は、「OCI」に数千個のエヌビディア製チップを追加した2022年10月の契約に基いているという。
ブローカーの間でも、オラクルのAI関連事業に期待する見方が目立つ。例えばキーバンク・キャピタル・マーケッツは「AIワークロードの加速を受けてIaaS(OCI)・PaaS(データベース)インフラの拡大を活用する能力があるため、AIはマイクロソフトと同様、オラクルにも利益をもたらす」と期待した。また、パイパー・サンドラーは9日のリポートで「AIとクラウドの両面で追い風が吹く」と見込んだ上で、オラクルの目標株価を104→130ドル(↑25%)に引き上げている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
オラクル株は3月後半から上げ基調が加速。米現地メディアによると、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)と提携し、傘下パブリッククラウド「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を通じてエヌビディアのクラウド型AIスパコン「DGX Cloud」と生成AIクラウドサービス「Nvidia AI Foundation」を顧客に提供することになったことが好感されている(パブリッククラウド企業として初)。この提携は、「OCI」に数千個のエヌビディア製チップを追加した2022年10月の契約に基いているという。
ブローカーの間でも、オラクルのAI関連事業に期待する見方が目立つ。例えばキーバンク・キャピタル・マーケッツは「AIワークロードの加速を受けてIaaS(OCI)・PaaS(データベース)インフラの拡大を活用する能力があるため、AIはマイクロソフトと同様、オラクルにも利益をもたらす」と期待した。また、パイパー・サンドラーは9日のリポートで「AIとクラウドの両面で追い風が吹く」と見込んだ上で、オラクルの目標株価を104→130ドル(↑25%)に引き上げている。
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