週明け24日のNY株式市場は、幅広いセクターが上昇する展開。主要指標のダウ平均が前営業日比183.55ドル（0.52％）高の3万5411.24ドルと11日続伸したほか（11日続伸は2017年2月以来で最長）、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が26.06ポイント（0.19％）高の1万4058.87ポイントと小反発で取引を終えた。 機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、18.30ポイント（0.40％）高の4554.64ポイントと続伸して引けている。
　今週は重要イベントが多いものの、「ソフトランディング」期待が続くなかで全般的に上昇して始まった。アルファベット(@GOOGL/U)やマイクロソフト(@MSFT/U)、メタ・プラットフォームズ(@META/U)などハイテク大手を筆頭に大量の企業決算が発表されるほか、米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、日本銀行など各中央銀行の政策決定会合が相次ぐ。26日の連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25％の利上げがほぼ確実視されているが、今後の政策方針が注目されている。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が軒並み上昇（公益とヘルスケアは下落）。なかでもエネルギーや金融が1％超の上げを記録している。金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.97％高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.10％高、クレジットカード大手のマスターカード(@MA/U)が1.84％高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.57％高、シェブロン(@CVX/U)が1.97％高と値を上げた。エネルギーセクターに関しては、原油先物の上昇（↑2％）のほか、シェブロンが第2四半期EPSの上振れを予告したことが追い風となっている。このほか、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が3.67％高、地銀大手のキーコープ(@KEY/U)が4.02％高と値を上げた。


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